お知らせ 2017.04.17 (月)
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スタッフブログ 2017.04.11 (火)
狂犬病予防シーズンになりました(・Д・)ノ
わんちゃんを飼っている方は毎年1回狂犬病予防注射が必要になるのですが、狂犬病について清浄国と言われる日本では目にする機会もないので、接種しなくても大丈夫だろうという考えから予防しない飼い主さんがいることも現状です
でも海外では今でも狂犬病感染により命を落としている人が毎年5~6万人もいます(ノ_<)

今回は、狂犬病についてお話をしたいと思います

狂犬病はすべての哺乳類動物で感染し脳炎を起こし死亡する重症疾患です
名前の通り犬が感染し発症することは想像できますが、ネコやサル、アライグマ、キツネ、ネズミやリス、コウモリなども感染します。お外に行く機会が少ないから大丈夫だろうと思っていてもネズミなどの小動物は接触する機会があるかもしれないですから、予防しておかないと危険なわけです

日本国内では1957年を最後に感染例がありません。
しかし狂犬病が発症していない国は島国や高い山脈に隔てられた半島など
地理的に動物が行き来しにくい地域に限られています
今でも先進国を含む世界中のほとんどの国で狂犬病ウイルスをもった動物が存在しているのです
特にインドや中国、パキスタンでは死亡者が多く確認されています
旅行先として人気なバリ島でも高い狂犬病発生率が報告されています。ここ最近でも海外へ出向かれた日本人が、ネパールで1例、2006年にフィリピンで2例現地で感染し帰国後に発症、死亡した例があります

海外との人や動物の移動が盛んな今日では、日本に狂犬病がいつ侵入してきてもおかしくない状況にあるのです

では狂犬病がどのような経緯で感染し、発症するとどのような症状がでるのか?ですが

感染した動物に咬まれた傷口から唾液を通してウイルスが侵入します
また、傷口を感染動物に舐められたりすることによっても感染します。まれなケースですがコウモリのいる洞窟でウイルスを吸入することによって感染した例もあります
ウイルスが体内に侵入すると神経を伝わって脳や脊髄に到達し中枢神経症状があらわれます


犬の場合、潜伏期間は1~2週間で発症することが多いですが、数ヶ月経って発症する場合もあります。
発症すると、むやみに歩き回ったり、咬みついたり、地面を異常に掘ったり、
遠吠えを激しくするなどの異常行動をとるようになります。またよだれを大量に流すようにもなります。

脳がおかされることで喉の筋肉がかなりの痛みを伴い、水などの液体を飲もうとすると痙攣が誘発されるので極端に水を怖がるようになるのが特徴的です。このことから狂犬病は恐水症と呼ばれることもあります。
やがては立つこともできなくなって昏睡状態に陥り死亡します。

人の場合、潜伏期間は10日程~数年の場合もあります。
初期症状は発熱や頭痛、食欲の減退、体のだるさ、吐き気や嘔吐が起こり、よだれが大量に出ます。
そして強い不安感に襲われたり、落ち着きがなくなり興奮しやすくなります。

また、犬の場合と同様、液体を飲もうとすると喉の筋肉に痙攣が起こり、激しく痛むのが特徴です。
冷たい風に吹かれても痙攣を起こします。
そして最終的には高熱を出して全身が痙攣を起こし、昏睡状態に陥って死亡します。

このように発症してしまうと手の施しようもなく100%死亡する、とても恐ろしい伝染病なのです

狂犬病からわんちゃんを守るためにも予防は必要ですし、もし狂犬病の発症が日本でみられた場合、
予防をしていないと狂犬病と疑われてしまうことにもなります
また人や他の動物を万が一おうちのわんちゃんが咬んでしまった時にも狂犬病予防をしっかりしていないと
大きなトラブルに発展する可能性があります


また日本では『狂犬病予防法』という法律で
犬の飼い主さんに対して以下の事が法律で義務付けられています

生後91日以上の犬を飼っている人は犬を飼い始めてから30日以内に管轄する市町村に
 犬の登録を行い、鑑札を交付してもらうこと


鑑札を犬に着けておくこと

毎年1回狂犬病の予防注射を受けさせること

予防注射を受けた事を示す注射済票を犬に着けておくこと


上記の義務を怠ると狂犬病予防法違反となり、20万円以下の罰金に処せられます。


予防注射については、各都道府県により期間は異なりますが、
毎年4月~6月に集団予防注射を行っていますのでそこで接種してもらってもいいですし、
動物病院では体調が問題なければいつでも接種することができます

当院では、犬の登録・狂犬病予防注射済票交付に関して大阪市の委託動物病院ではありませんので、登録等の手続きは各登録住所の区役所(保健福祉センター)に行って頂くようお願いします

長々とお話しましたが、狂犬病の恐ろしさや予防の大切さ分かっていただけましたか
狂犬病に対する法律も存在し予防する義務が飼い主さんにはあるのです。
それ以前に愛するわんちゃんを守るためにも、そして自分自身や家族を守るためにも、
狂犬病予防はしっかりと行うようにしましょう(^-^)/