スタッフブログ 2017.10.24 (火)
こんにちは(^-^)/
10月ももう後半で、ぐっと冷え込んできましたね
コオロギの鳴き声に秋を感じる今日このごろですヾ(o´∀`o)

さて突然ではありますが、ライズ元町動物病院は2012年10月1日に開業をし、今年で6周年を迎えることができました
これからもみなさまと大切なわんちゃんねこちゃんの健康の支えになれるよう
努力してまいりますので、よろしくお願いいたします(*^_^*)

今回はお口の中に発生する腫瘍についてお話したいと思います

わんちゃんの体にできる腫瘍のなかで口腔内腫瘍は比較的多く、悪性の確率が高いです
痛みを引き起こしたり、腫瘍が大きくなると顔面が変形することで食事ができなくなり、
QOL(生活の質)の極端な低下を引き起こす腫瘍疾患のひとつです(´・_・`)

口腔内腫瘍のなかで多くみられる悪性腫瘍として、
扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)、悪性黒色腫(あくせいこくしょくしゅ)、線維肉腫(せんいにくしゅ)があります。
一般的に進行が早く他の臓器への転移率も高いとされています

まず、扁平上皮癌についてですが、歯肉や舌にただれや潰瘍を起こし
白色からピンク色をしたカリフラワー状の潰瘍状のしこりがみられます。
口先に発生したものは転移率が低いですが、奥に発生したものはリンパ節や肺へ転移する可能性が高くなります

続いて悪性黒色腫ですが、メラノーマとも呼ばれており、口腔の粘膜や舌に発生します。
口の中に広がる黒いシミのような病変が特徴ですが、黒くない乏色素性のものやカリフラワー状のものもあります。
約80%がリンパ節へ転移します

最後に線維肉腫ですが主に歯肉に平べったく固いしこりがみられます。
転移は多くないものの骨への浸潤性が強いため、腫瘍ができた側の顎を切除することもあります

また、良性の腫瘍としてエプーリスがあります。
エプーリスとは『歯肉の表面』という意味で歯に付着している結合組織が腫瘍化したものです。
転移はしませんが、種類や状態によっては切除が必要になることもあります。


どの腫瘍においても、初期では口腔内の出血や口臭、時に鼻出血、
食べ方の変化、よだれが増えるといった症状がみられます
腫瘍が大きくなってくると出血量の増加や呼吸障害などの合併症が起こります

口腔内腫瘍の原因は解明されていない部分も多いですが、口内のケアを怠ると歯についた歯石で
細菌が増殖し腫瘍の一因になりかねないので毎日の口腔ケアが大切になります
また悪性の場合、あっという間に大きくなるので、普段から歯磨きの際に
歯茎や舌に異常がないかチェックするようにしましょう