お知らせ 2018.10.27 (土)
みなさまこんにちは
すっかり秋ですね(^-^)/朝晩は相当冷え込みますので風邪などにご注意ください

今日はわんちゃんのホルモン性疾患のひとつであるクッシング症候群についてお話したいと思います(・Д・)
クッシング症候群は別名、副腎皮質機能亢進症と呼ばれています。
その名の通り、副腎皮質が働きすぎてしまう病気なのですが
少し詳しく説明しますと

副腎皮質からはコルチゾールというホルモンが出ていて
肝臓や筋肉に働きかけ、糖代謝や脂質代謝、タンパク質代謝さらに
体の免疫系やストレスに対する作用など様々な働きに関与しています。

そのため、コルチゾールの分泌量が必要以上に増えすぎると
体の様々なところで異常をきたし症状として現れてきてしまいます。
コルチゾールの分泌に関わっているのは脳の一部である下垂体と、腎臓の左右にある副腎の2つの器官です。
このどちらかに異常が発生した場合にコルチゾールが多く出すぎてしまいます。
また、他の病気の治療でステロイド剤を長期間服用している場合にも
体内にコルチゾールが増えすぎてしまう原因になることがあります。

症状としては

多飲多尿
左右対称の脱毛
皮膚の石灰沈着 (ごつごつ岩のような見た目になる)
皮膚の菲薄化 (紙きれのようにペラペラになる)
腹部下垂(お腹が膨らんで太ったようにみえる)
動きたがらない
呼吸が荒い

などがあげられます

この病気は5歳以上の中~高齢犬で多くみられるようになるといわれています。
上記の症状を見ている限りでは、歳のせいで毛が薄くなってきたり、じっとしていることが多くなったり、おしっこを何度もしたり失敗してしまうのかなと見過ごしてしまうことも少なくないと思います。

しかし、一度この病気になってしまうと、自然に完治することはなく
進行すると糖尿病や高血圧、尿路感染症、膵炎など
命に関わってくる合併症を引き起こすリスクが高くなるので早期発見が大切になります

歳のせいだろうなと納得してしまわず、いつもと違う行動や症状がみられたら
注意して観察するようにしてあげましょう